ブライドルレザーとは
ブライドルレザーとは、美しい光沢としっかりとした作りで壊れにくい事が特徴的なレザーの一つです。
イギリスで1000年以上前から続く伝統的な製法により、革その物に何度もロウを塗り込み、革本来の繊維を引き締めた物です。
ブライドルレザーの表面に白く浮き出ているのは、この製法過程で塗られたロウで、ブルームと呼ばれる事も有ります。
ブルームが浮き出ている事こそがブライドルレザーの証拠でもあり、最大の魅力でもあります。
ブライドルレザーはその製法から非常に硬い革となり、縫製が難しい場合があります。
その為、一つの製品を作る為には日本の熟練職人の技術力が必要不可欠であり、完成するまでには5カ月を要する事もあるそうです。
複雑で手間を惜しまずに製造されるブライドルレザーは、職人が生み出す極上のレザーと言えるでしょう。
ブライドルレザーの強度と耐久性
ブライドルレザーは、前述した通り非常に手間を掛けて製造されているレザーであると共に、高級感が漂い、堅牢さも感じられる物です。
かつては、その堅牢さから、海外で馬具等に使われていた程です。
ロウを何度も染み込ませて繊維間の強度を増し、通常の皮革に比べて何倍もの強度にしていきます。
同時に耐久性を高めているので、適切なお手入れと気遣いを行えば、向こう何十年と使用する事が出来ると言われている皮革です。
ブライドルレザーの手入れ方法
ブライドルレザーの手入れ方法として、購入当初のうちは、ブライドルレザーからロウが出てきますので、それらを乾燥した柔らかい布等で乾拭きするだけで問題無く使用する事が出来ます。
乾拭きをしていても、表面のかさつき等が気になるようになってきた場合には、皮革用クリーム等を使用して、油分を補給するようにします。
また、ブライドルレザーは、水分に弱い性質を持っているので、雨の日等は防水スプレー等を使用して保護する事がおすすめです。
極力水や雨に触れさせる事の無いように気をつける事が大切になってきます。